関西クラシック音楽情報  ・・・・・・音楽賞のページ・・・  (16.10.24 更新)
  掲載内容に、正誤、掲載後の変更などがある場合があります。詳細は「問い合わせ先」でお確かめください。

 東燃ゼネラル音楽賞


「東燃ゼネラル音楽賞」とは・・・

 東燃ゼネラル グループ が主催する音楽賞。「東燃ゼネラル児童文化賞」と同時並行して顕彰が行われる。創設は1971年、わが国の音楽文化の発展・向上に貢献した個人または団体を顕彰するもの。邦楽、洋楽の2部門があり、さらに洋楽部門には、優れた若い音楽家を励ます目的で、1989年から奨励賞が設けられている。受賞者にはそれぞれ、トロフィーと副賞賞金 200万円が贈られる。
 創設当初は「モービル音楽賞」、2001年に「エクソンモービル音楽賞」と改称、2012年6月、エクソンモービルと東燃ゼネラルの資本関係の変更により、名称を「東燃ゼネラル音楽賞」と改めた。

 「東燃ゼネラル児童文化賞」は1966年に創設され、広範囲にわたり日本の児童文化の発展・向上に貢献されている個人または団体を顕彰するもの。受賞者には、トロフィーと副賞賞金 200万円が贈られる。

 問い合わせ:108-8005 東京都港区港南 1-8-15 Wビル
       東燃ゼネラル石油株式会社
        EMG マーケティング合同会社 広報渉外本部
       Tel:03-6713-4400

2016年度「東燃ゼネラル音楽賞」決まる


 東燃ゼネラル グループは、2016年度「東燃ゼネラル音楽賞」(第46回)、および「東燃ゼネラル児童文化賞」(第51回) の受賞者を決定し、発表した。

 「東燃ゼネラル音楽賞」の受賞者、贈賞の理由、略歴、受賞歴、選考委員は以下の通り。
 「東燃ゼネラル児童文化賞」は、「あまん きみこ (児童文学作家)」に贈られた。

 贈賞式は、9月14日(水)にホテルオークラ東京で行われた。


東燃ゼネラル音楽賞

邦楽部門

 稀音家 義丸(きねや よしまる)/長唄演奏家・研究家

flyer
贈賞理由

 今や長唄界の生き字引的存在の稀音家義丸氏は、85歳を過ぎても素晴らしい声を聴かせ、現役長唄演奏家 (唄方) の代表的な存在のひとりである。一方、長唄稀曲研究会や長唄正本研究会では研究者、長唄伝承曲研究会では後進の指導者としての顔ももち、稀曲の発掘や復曲を手がけるなど多面的な活動を展開している。古老からの教えや長唄についてのさまざまな知識をわかりやすくまとめた著作もあり、これらは長唄の研究者や演奏家たちにとって必携の書といえる。さらに、演奏と研究をつなぐレクチャーコンサートの出演も多く、若い演奏家や研究者たちに強い刺激を与えている。こうした長きに亘る幅広い活動は、長唄に限らず日本音楽分野での貢献であり、高く評価される。(音楽賞邦楽部門 選考委員会)


略 歴

 1930年4月、長唄研精会三味線方稀音家和喜次郎の次男として赤坂溜池で生まれる。5歳の時初舞台で「お月様」を唄う。1949年日吉小三八師 (当時吉住) に入門。1952年吉住小輔許名。同年5月荻江露友師に入門、1954年荻江露苑許名。1955年2月NHK邦楽技能者育成会第一期として入学。10月「花葉会」を卒業生で結成。1958年花柳徳兵衛師と中国へ演奏訪問。1960年芳村伊久三郎師の推薦で長唄協会嘱託、協会の社団法人化に尽力。1961年二代目稀音家義丸襲名。1980年イスタンブール世界古典音楽祭にて演奏。1993年芸能学会理事となり今日に至る。杵屋栄二、日吉小三八、稀音家六多郎をはじめ、各派長老より多くの稀曲、伝承曲の教えを受け、長唄伝承曲の楽譜・録音を整理、その中の稀曲約250曲を製本、国立劇場資料課に寄託。

………………………………………………………………………………………

洋楽部門 本賞


 井上 道義(いのうえ みちよし)/指揮

flyer
   (c) Mieko Urisaka

贈賞理由

 若い時から国際的な活躍を展開し、その後国内外で重要ポストを歴任し、現在もオーケストラ・アンサンブル金沢の音楽監督や大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者の重責を担う井上道義氏が、咽頭癌克服後に繰り広げている活躍ぶりは、以前にもまして目を見張るものがある。コンサートオペラなど様々な分野における斬新な企画や発想、得意の近現代の作品における鋭い切れ味と核心を突いた指揮はもとより、古典派からロマン派の作品においても、より懐の深い巨大な音楽を造形するようになった。その歯に衣着せぬ発言は時に物議を醸すが、それは彼の言葉が鋭く本質を突いているからであり、日本の音楽界は心して耳を傾けるべきであろう。今後の我が国の音楽界へのさらなる影響を期待して本賞を贈る。(音楽賞洋楽部門 選考委員会)


略 歴

 1946年東京生まれ。桐朋学園大学卒業。1971年グィド・カンテルリ指揮者コンクール優勝。ニュージーランド国立交響楽団首席客演指揮者、新日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督、京都市交響楽団音楽監督兼常任指揮者を歴任。1999年、マーラーの交響曲全曲演奏会を実施し「日本におけるマーラー演奏の最高水準」と高く評価された。2007年ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクト、2013年サンクトペテルブルク交響楽団日本ツアーを企画立案、音楽・企画の両面で大きな成功を収めた。2010年「京都市文化功労者」、社団法人企業メセナ協議会「音もてなし賞」を受賞。2007年よりオーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督、ならびに石川県立音楽堂アーティスティック・アドバイザーに就任。ラ・フォル・ジュルネ金沢を含む多くの実験的企画を敢行し続けている。2014年大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者に就任。就任披露演奏会直後、病に倒れるが同年10月に復帰を遂げる。自宅にアヒルを飼っていた。

………………………………………………………………………………………

洋楽部門 奨励賞

 萩原 麻未(はぎわら まみ)/ピアノ

flyer
  (c) Akira Muto

贈賞理由

 萩原麻未さんが、1位を出さないことで有名なジュネーヴ国際音楽コンクールのピアノ部門で日本人として初めて優勝したのが2010年。その後も着実に成長を続け、協奏曲にリサイタルにとソロ活動でこの上ない集中力と自在感に富む演奏を展開し、今や我が国の音楽シーンでも欠かせない演奏家の一人となっている。その彼女が、このところ室内楽演奏にも進境著しく、共演者と繰り広げる見事な掛け合いや絶妙の間合いから生み出される充実極まりない室内楽的愉悦は、これまでの日本人ピアニストには余り見られなかった感性に彩られた非常に魅力的なものである。ソロはもとより、室内楽分野におけるこの活躍が、我が国の音楽界にさらに大きな刺激と影響をもたらすことを期待して奨励賞を贈る。(音楽賞洋楽部門 選考委員会)


略 歴

 2010年第65回ジュネーヴ国際音楽コンクール (ピアノ部門) において、日本人として初めて優勝。年によって1位を出さないこの伝統あるコンクールでの8年ぶりの優勝となった。広島県出身。第27回パルマドーロ国際コンクールにて史上最年少の13歳で第1位。広島音楽高等学校を卒業後、文化庁海外新進芸術家派遣員としてフランスに留学。パリ国立高等音楽院及び同音楽院修士課程、パリ地方音楽院室内楽科、モーツァルテウム音楽院を卒業。現在、パリを拠点に日本、フランス、スイス、ドイツ、イタリアなどでソリスト、室内楽奏者として演奏活動を行っている。これまでに、スイス・ロマンド管、南西ドイツ放送響など、国内外における主要オーケストラとも共演を重ねている。2014年にはトヨタ・マスター・プレイヤーズ・ウィーン、ヴォーチェ弦楽四重奏団とも共演、好評を博した。


東燃ゼネラル音楽賞 選考委員

邦楽部門
 徳丸 吉彦(お茶の水女子大学 名誉教授,聖徳大学教授、京都市立大学 客員教授)
 塚原 康子(東京藝術大学教授)
 加納 マリ(日本音楽研究)

洋楽部門
 関根 礼子(音楽評論家)
 中村 孝義(大阪音楽大学 理事長・名誉教授)
 諸石 幸生(音楽評論家)

問い合わせ:EMG マーケティング合同会社 広報渉外本部(03-6713-4400)
       *東燃ゼネラル石油のホームページは《こちら
       *EMG マーケティングのホームページは《こちら


このページの《トップ》へ戻る
これまでの「東燃ゼネラル音楽賞」受賞者》を見る
「日本の音楽賞」のページ》を見る
ホームページ》へ戻る