関西クラシック音楽情報  ・・・・・・音楽賞のページ・・・  (07.8.17 更新)
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 エクソンモービル音楽賞


エクソンモービル音楽賞とは・・・

「エクソンモービル音楽賞」は、エクソンモービル ジャパン グループ が主催する音楽賞。「エクソンモービル児童文化賞」と、同時並行して顕彰が行われる。

 「エクソンモービル音楽賞」は1971年に創設され、わが国の音楽文化の発展・向上に貢献した個人または団体を顕彰するもの。邦楽、洋楽の2部門があり、さらに洋楽部門には、優れた若い音楽家を励ます目的で、1989年から奨励賞が設けられている。受賞者3名には、それぞれトロフィーと副賞賞金200万円が贈られる。

 「エクソンモービル児童文化賞」は1966年に創設され、広範囲にわたり日本の児童文化の発展・向上に貢献されている個人または団体を顕彰するもの。受賞者には、トロフィーと副賞賞金200万円が贈られる。

 問い合わせ:エクソンモービル有限会社 広報渉外部 コミュニティリレーションズ(03-6713-4382)


2007年「エクソンモービル音楽賞」決まる


 エクソンモービル ジャパン グループ (D. G. ワスコム 代表) は、第37回 (2007年)「エクソンモービル音楽賞」、および第42回 (2007年)「エクソンモービル児童文化賞」の受賞者を決定し、発表した。

 「エクソンモービル音楽賞」の受賞者、贈賞の理由、略歴、受賞歴、選考委員は以下の通り。
 「エクソンモービル児童文化賞」は、児童文学作家の、佐藤さとる (さとう さとる) 氏に贈られた。

 両賞の贈呈式は、10月26日、東京 紀尾井ホールで開催される予定。


エクソンモービル音楽賞

邦楽部門

  横道 萬里雄(よこみち まりお)/楽劇評論

Photo 贈賞理由

 横道萬里雄氏は東京大学卒業後、東京国立文化財研究所で長年研究に従事し、その後、東京藝術大学と沖縄県立芸術大学で後進の育成にも尽力した。氏は研究を能楽の総合的な把握から始め、能楽の構造を独自の観点で分析し、国内外での能楽に対する理解を高めた。また、日本仏教の儀礼を「寺事」と呼び、音楽的様相とともに、音楽と宗教的様相との関連も明らかにした。さらに、琉球古典芸能を含めた複雑な伝統的奏演芸術を「楽劇」として捉え、それぞれの伝承者の意識を考慮しながら首尾一貫した方法で明晰に分析し、日本文化の特質を明らかにするとともに、日本文化研究の見事なモデルを提示した。それらの功績は非常に大きなものである。(音楽賞 邦楽部門選考委員会)

略 歴

 1916年東京都生まれ。1941年東京帝国大学文学部国語国文学科卒業。1953年東京文化財研究所 (現 東京国立文化財研究所) 芸能部文部技官となり、以後芸能部音楽舞踊研究室長、芸能部長を歴任。1976年から1984年まで東京藝術大学音楽学部教授。1976年、国立能楽堂設立準備専門調査会委員として国立能楽堂の設立に携わる。また同年7月より18年間、文化財保護審議会専門委員を務める。
 1984年に東京藝術大学を定年退官後、早稲田大学文学部大学院非常勤講師(演劇学担当)、学習院大学人文学部非常勤講師(国文学担当)、沖縄県立芸術大学附属研究所教授、同研究所長、日本大学大学院芸術学研究科非常勤講師(演劇学担当)を歴任。その他、東洋音楽学会会長、日本歌謡学会理事、楽劇学会会長など多くの役職を務める。主な著書に「謡曲集(上・下)」「能劇の研究」「能の構造と技法(岩波講座・能・狂言 IV )」「体現芸術として見た寺事の構造」「能にも演出がある」など。

主な受賞歴

 1964年 第14回芸術選奨 文部大臣賞
 1983年 紫綬褒章
 1998年 伝統文化ポーラ賞特賞
 2003年 第37回仏教伝道文化賞
 2006年 田辺尚雄賞

洋楽部門 本賞

 前橋 汀子(まえはし ていこ)/ヴァイオリン

Photo 贈賞理由

 前橋汀子氏は、17歳で旧ソ連国立レニングラード音楽院への日本人初の留学生に選ばれるなど、若い時からその才能を高く評価されてきた。スイスでシゲティなどに師事し研鑽を重ねた後は、世界的指揮者やオーケストラと共演を重ねるなど、日本を代表するヴァイオリニストの名に恥じない活躍を展開している。近年は親しみやすい作品の演奏を通じてクラシック・ファン層の開拓にも力を注いでいる。さらに、かつて全曲録音が文化庁芸術作品賞を受賞するなど高く評価されたバッハの無伴奏ヴァイオリンのための作品の演奏にも意欲的で、1日で全6曲を演奏する会を大阪と東京で開催し、円熟味を増した懐の深い演奏で聴衆を魅了した。その実績と今なお衰えない芸術探求の姿勢に対し、エクソンモーピル音楽賞を贈賞する。(音楽賞 洋楽部門選考委員会)
     (Copyright : 細谷秀樹)

略 歴

 5歳から小野アンナに学び、斎藤秀雄、ジャンヌ・イスナールに師事。17歳で、旧ソ連国立レニングラード音楽院(現 サンクトペテルブルク音楽院)創立100年記念として日本人初の留学生に選ばれ、ミハイル・ヴァイマンに学んだ。その後、ジュリアード音楽院でロバート・マン、ドロシー・ディレイに師事、さらにヨーゼフ・シゲティ、ナタン・ミルシテインの薫陶を受けた。カーネギーホールで演奏会デピューして以来、世界の主要オーケストラと多数協演している。レコーディングでは「小品100曲選 全6巻」ほか数々をリリース。以後、東京・名古屋・大阪をはじめ全国各地で小品を中心としたリサイタルを開催。一方、原点とも言えるJ. S. バッハなどの研究にも力を注いでおり、2007年5-9月にはJ. S. バッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ & パルティータ 全6曲」全曲演奏会が各地で開催されている。現在、大阪音楽大学教授の任にある。

主な受賞歴

 1967年 ロン=ティボー国際コンクール入賞
 1969年 アルベルト・クルチ国際ヴァイオリン・コンクール優勝
 1989年 文化庁芸術作品賞「J. S. バッハ無伴奏ヴァイオリン・ソナタ & パルティータ全集」
 2004年 第60回日本芸術院賞

洋楽部門 奨励賞

 藤村 実穂子(ふじむら みほこ)/メゾソプラノ

Photo 贈賞理由

 藤村実穂子氏はグラーツ歌劇場専属を経て、2000年よりフリーで世界の主要歌劇場に主役級の役柄で出演を重ねてきた。特にバイロイト音楽祭には、日本人初の主役として2002年から毎年出演し、ワーグナー歌手としての優れた力量を発揮している。日本では2001年以来、主に新国立劇場で「ラインの黄金」と「ワルキューレ」のフリッカ、「神々の黄昏」のヴァルトラウテ、「ドン・カルロ」のエボリ公女ほか数々の大役をこなし、しっかりした歌唱力と量感のある美声、深みのある役作りなどで大きな成果を挙げた。現在、高水準の実力を有する歌手だが、今後のさらなる成熟と活躍、表現領域の一層の開拓を期待してやまない。(音楽賞 洋楽部門選考委員会)
  (Copyright : Edd Royal & Gref Gagol)

略 歴

 バイロイト音楽祭に日本人としては初めて主役級でデピューして以来、ミラノスカラ座、ウィーン国立歌劇場・ザルツブルグ祝祭歌劇場、ロイヤルオペラハウス・コヴェントガーデン・ロンドン、ミュンヘン国立歌劇場、パリ・シャトレー劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ヴェローナ歌劇場、フィレンツェ歌劇場等、ヨーロッパの全主要歌劇場に定期的に出演し、国際的に大活躍している。プラシド・ドミンゴとのCD録音「トリスタンとイゾルデ」(パッパーノ指揮、EMl社)でも各方面より賞賛を浴びる。クラウディオ・アッバード、ズーピン・メータ、クリスティアン・ティーレマン、クリストフ・エッシェンバッハ等世界の著名指揮者や、フィラデルフィア管弦楽団、ロンドン交響楽団、ローマ聖チェチリア音楽院管弦楽団、パリ管弦楽団等世界有数のオーケストラと共演し続けている。東京藝術大学大学院および、ミュンヘン音楽大学大学院修了。

受賞歴

 1995年 ワーグナー・コンクール(バイロイト)勝利者賞
 1995年 マリア・カナルス・コンクール優勝
 2002年 出光音楽賞
 2003年 第54回芸術選奨 文部科学大臣新人賞

エクソンモービル音楽賞 選考委員

邦楽部門
 塚田  博(邦楽・民謡評論)
 榎本由喜雄(邦楽評論)
 徳丸 吉彦(音楽学)

洋楽部門
 関根 玲子(音楽評論家)
 中村 孝義(大阪音楽大学 学長)
 諸石 幸雄(音楽評論家)

問い合わせ:エクソンモービル有限会社 広報渉外部 コミュニティリレーションズ(03-6713-4382)


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