関西クラシック音楽情報  ・・・・・音楽賞のページ・・・・・  (17.7.19 更新)
  掲載内容に,正誤,掲載後の変更などがある場合があります.詳細は「問い合わせ先」でお確かめください.

 大阪国際室内楽コンクール&フェスタ


「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」とは・・・

 1992年に設立された公益財団法人 日本室内楽振興財団が主催するコンクールで、3年ごとに開催される。

 室内楽に取り組む優秀な音楽家を広く世界に求め、優れた演奏を顕彰し、人材を育成することを目的に開催する「大阪国際室内楽コンクール」と、年齢制限や課題曲がなく、楽器の種類も自由、西洋クラシック音楽はもとより、世界各国の伝統音楽・民族音楽をも対象とする「大阪国際室内楽フェスタ」がある。

 第9回「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」は、2017年5月に開催された。
 第10回は、2020年に開催の予定。

flyer
  • これまでの「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」受賞者
    第6回」(2008年)
    第7回」(2011年)
    第8回」(2014年)
     (別ページに移動します)

 問い合わせ:公益財団法人 日本室内楽振興財団
       540-8510 大阪市中央区城見 2-2-33
       Tel:06-6947-2184 e-mail:osaka-comp@jcmf.or.jp
 詳しくは「日本室内楽振興財団のホームページ」参照(別ページに移動します)

第9回「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」終わる


 3年ごとに開催してきた「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」は、2017年5月13日 (土) 〜 5月22日 (月) に、その第9回が開催され、各部門の入賞団体が決定した。

 今回のコンクール&フェスタは、世界37カ国から239団体の応募があった。その内訳は以下の通り。
 コンクール 第1部門 21団体 (弦楽四重奏)
   〃   第2部門 71団体 (木管五重奏 27 サクソフォン四重奏 20
                金管五重奏 24)
 フェスタ       147団体
     計      239団体

 コンクールについては、予備審査の結果、第1部門では弦楽四重奏が7団体、第2部門では木管五重奏が2団体・サクソフォン四重奏が4団体・金管五重奏が3団体 計9団体が本選にのぞんだ。
 フェスタについては、事前審査を経た18団体が参加。今年から審査方法がトーナメント方式と変わり、前回同様に公募による一般審査員の審査によりメニューイン金賞が決定した。

flyer

  左から、梅本敏和 フェスタ審査委員長、ミシェル・ルティエク
コンクール審査委員、マーティン・ビーバー コンクール審査委員、
堤 剛 コンクール審査委員長、(司会) 玉越邦彦 プロデューサー 
(正面 優勝団体) アイズリ・クァルテット 弦楽四重奏、ザイーハ
四重奏団 管楽アンサンブル、デュオ プロコフィエフ ダヴティアン
フェスタ メニューイン金賞 の皆さん。

 事務局によると今回は「来場者が増えた」と。ことに弦楽四重奏の来場者が多く、室内楽への関心が高くなっているという。また、フェスタについては、これまで9回の参加者が1,120団体となり、ユニークな音楽祭として国際的に知られるようになったといえる。

第9回「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」受賞団体


 ◇ 第1部門 (弦楽四重奏)

 1位 アイズリ・クァルテット (アメリカ)
 2位 ユリシーズ・クァルテット (アメリカ)
 3位 ヴィアノ・ストリング・クァルテット (アメリカ)

 ◇ 第2部門 (管楽アンサンブル)

 1位 ザイーハ四重奏 (フランス)
 2位 ニオベ・サクソフォン四重奏団 (フランス)
 3位 パリ・ローカル金管五重奏団 (フランス)
 3位 クンスト・クィンテット (ドイツ)

 ◇ フェスタ部門

 メニューイン金賞 デュオ・プロコフィエフ・ダヴィティアン (ロシア)
 銀賞 デュオ・フュナンビュル (フランス)
 銅賞 トリオ・エクリプス (スイス)

 出場団体の詳細については、日本室内楽振興財団の「特設ページ」をご覧ください。(別ページに移動します)
………………………………………………………………………

 ◇ 賞 金

 第1部門・第2部門とも)
 第1位  表彰状 賞金 300万円
 第2位  表彰状 賞金 150万円
 第3位  表彰状 賞金 100万円

 フェスタ部門
 メニューイン金賞  表彰状 賞金 200万円
 銀 賞       表彰状 賞金 100万円
 銅 賞       表彰状 賞金 60万円
 フォークロア特別賞 表彰状 賞金 30万円

 審査委員

 第1部門・第2部門 審査委員長
 堤 剛(日本/チェロ)

 第1部門 審査委員
 マーティン・ビーヴァー(カナダ/ヴァイオリン)
 澤 和樹(日本/ヴァイオリン)
 レヴォン・チリンギリアン(イギリス/ヴァイオリン)
 川本 嘉子(日本/ヴィオラ)
 ホンガン・リ(アメリカ/ヴィオラ)
 ポール・カッツ(アメリカ/チェロ)

 第2部門 審査委員
 金 昌国(日本/フルート)
 ミシェル・ルティエク(フランス/クラリネット)
 クロード・ドゥラングル(フランス/サクソフォン)
 ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(クロアチア/ホルン)
 フィリップ・スミス(アメリカ/トランペット)
 神谷 敏(日本/トロンボーン)


このページの《トップ》へ戻る
「日本の音楽賞」のページ》を見る
ホームページ》へ戻る